どうも。
マンガとアニメはまずキャラクタービジュアルから評価するDHeです。
さて今回はハーレム系への耐性が少ない私ですが、ぼくたちは勉強ができない 第一話「天才と[X]は表裏一体である」の感想を書いていきましょう。

OPめっちゃ動きますやん
ラブコメというジャンルは、バトルマンガのような激しい戦闘描写やら、SFに出るようなロボットの動的な機関の描写のように、極めて緻密で立体感のあるカットが大変少ない分類であることは確かです。しかしぼく勉のOPに関しては、人が行動した際に身体に表れる細やかな振動がしっかりと組まれていました。
特におっぱいがすごかった(小並感)
理珠ちゃん高校生とは思えないよボク。これは捗りますわ
にしてもアニメの胸の揺れって妙にこだわられて描かれている気がする…胸は揺れりゃいいってモンじゃない派の私にとって、かな~り嬉しいこだわり。
他にも水面からうるかちゃんが出てくるカットなんて、BD版で修正されたカットなんじゃないか?ってくらいに動いてました。
特に細かかったのはOPのサビのシーン。”図書室で集まって勉強している”だけのカットなのに、教科書を整える(縦にして揃えるアレ),ペン回し,定規で線を引くというそれぞれの動作が、一度はしたことがあるであろう”確かな感覚”が画面越しに伝わってきました。こりゃ相当気合入ってらっしゃる…
でもOPに力注ぎすぎて、肝心の内容部分で作画崩壊が起きたりしないかが少し心配。
“教育係”任命と出会い(Aパート)
第1話ということで登場人物の説明や2人との出会いのパート。ざっくりと説明すると
「緒方 理珠」は“機械仕掛けの親指姫”と呼ばれ、「古橋 文乃」は“文学の森の眠り姫”と呼ばれるほどの天才。そんな彼女たちにも不得意分野、そして目標があります。実家が貧乏なために学校の“特別VIP推薦枠”を狙う、主人公の「唯我 成幸」は学校側からそんな2人の教育係に任命された…
といったストーリー。
なるほど。友人からとか家族からとかではなく、学校側から直々に任命されたワケですね。なるほど………
いやダメじゃん!!!??
「学校側から」ってことは教える立場の教師が諦めたってことじゃん!?ちったぁ頑張ったんだよな教師ィ!?
と思っていながら観ていた矢先に、理珠から「たらい回しにされている」という衝撃の言葉が。可哀想だとは思ったけど、教育者をたらい回しにさせるほどって一体どれだけの厄介者なんだ…?
とりあえずどれだけの実力なのか確かめるべく、成幸は2人に課題を出し、問題点を絞ることに。ただこれがとんでもなかった。
一桁だと…?
極端すぎる。両者ともあまりにも極端すぎる。
ただ2人は、現国の回答を数式で割り出そうとしてるし、“眠り姫”こと文乃は数学の授業ではほぼ確実に寝てる(だろう)し、よくよく考えればまあ納得(しちゃダメだけど)
こんな苦手分野においてはどん底である2人の教育係である成幸も、昔は点数一桁レベルで勉強ができなかった様子。今どん底にいる2人を思うと、成幸は亡き父からの教えか脳裏に浮かびます。
できない奴を分かってやれる男になれ
できない気持ちが分かるのは、できなかった奴だけだからな
できなくったって本気で取り組む彼女たちを,同じ体感をしていた成幸が見捨てられるわけがありません。
成幸は改めて本気で教育係に臨むのでした。
…余談ですがテレビか何かで、天才と呼ばれる人の脳は“一般人と比べると脳のリソースの割き方が異なる”って説明されてたことを思い出しました。もしこの説に関連する情報をお持ちの方、コメントにてお待ちしています。
それぞれの目標(Bパート)
ここまで観て思ったことは、ハーレム特有の、都合よく理にかなった展開で周りからヒロインが集まってくる現象…ではなく、学校側からの理不尽な要求によりハーレムの状態が強制的に出来ている。といった、自然(不自然)にではなく”人工的に出来上がったカップリング”,なことが良い意味で印象に残っていますね。ハーレム系に関しては、都合良すぎて口飽きしちゃった所があるので、そういったご都合要素が少なければ視聴続行できそうかも。
さてさて、少し話が逸れているような気がするので軌道修正。
Aパートにて成幸は2人の弱点を見抜き、本格的な指導を開始させたワケですが、成幸は教育者となる前までは2人が天才であることしか知りませんでした。
下校途中に文乃が星が好きだということを成幸は知ることに。
文乃はこう語ります。
好きなんだ 星 小さい頃からずっと
星が綺麗な夜だと ついつい死んじゃったお母さんの星
探しちゃうんだよね
うーんなるほど…故人アリの設定か…これは文乃の家族ぐるみのお話が確実にあるでしょうね。今はただの友達同士の認識だろうけど、文乃側が恋に落ちるまでの落ち方、尋常じゃない展開になりそう。
大きな伏線が盛り込まれているのでしょうが、とにかく文乃が理系の道へ進みたい理由が大雑把ながら分かりました。でもやはり“死んじゃったお母さんの星”に込められた意味はとっても気になる……
一方その頃の理珠は
1人で2人用のカードゲームをしていた。
??
いや、何か目的があるのは分かるんだ。分かってるし、理珠の問題への取り組み方が少しズレてることもAパートの時点で分かってるんだ。ただそれでも言いたい。
おかしいだろ!!!
…うんまあこれも含めて理珠のかわいいポイント。ちょっと落ち着いて話をしような?ワシ。
てなわけで偶然にもその現場に居合わせた成幸。一緒にカードゲームをしていると、理珠がなぜ文系にこだわるのかを語り始めます。
人の感情が関与するものが苦手なようで だから
それをもっと理解したくて そのために文系の試験を乗り越え
心理学を学びたいのです!
人の気持ちが理解できないからか…これも過去に人間関係絡みで一悶着あったりしたのでしょうか?それともこれからの関係の進展で大きく関与してくるのかな?
いずれにせよ、”感情”というラブコメにおいて最も注視すべき部分が、今現在の理珠が欠かしている要素、と思うとすごく斬新な設定。
2人が持つ目標が主人公にどう関与して着地していくのかがかなり楽しみですね。
まとめ
正直、観る前は「どうせテンプレオンパレードの構成だろうから、適当に3話くらい観て後は流そう…」とか思っていました。ですが通常のハーレム系とは構成が全体的に異なり、口飽きしていたハズなのに新鮮味を覚えるという、ちょっと不思議な体験をしました。
また1話目で詳細に描かれたヒロインはたった2人だけでしたが、それぞれの物語の根幹であり”起”となる部分が明確に示されていたため、次から描かれる”点”となる部分の解釈が非常にしやすそう,という印象を持ちました。
所詮ハーレム…と敬遠していた自分に反省しながらも、第2話を楽しみに待ちたいと思えました。
原作買おうかな………
今回はここまで
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメントお待ちしています!
次の話(第2話)の感想はコチラ↓
dhe-second-life.hatenablog.com
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当記事で引用した画像及び文章は ©筒井大志/集英社・ぼくたちは勉強ができない製作委員会 に帰属します。